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自分でできる、ウェディングドレスの簡単なお手入れ方法

2018/05/17 豆知識

自分でできる、ウェディングドレスの簡単なお手入れ方法

ウェディングドレスは、式場やドレスショップでレンタルするものというイメージが強いですが、実は自分で購入している人も増えています。

ウェディングドレスは通常の衣類と違い、繊細なデザインで、レースやフラワーや、スパンコールといった付属品が付いていることが多いので、保管する際にはどのようなお手入れをして保管をすれば、きれいな状態を保つことができるか、わからないことが多いです。
ウェディングドレスは、結婚式で花嫁を美しく飾る重要なアイテムであり、一生に一着の大事なものです。思い出と共に、色あせさせることなく大事に保管しておきたいものです。そんな大事なドレスを、より良い状態で保管するには、どのような方法があるのかをご紹介します。

ウェディングドレスはハンガーに

ウェディングドレスを自宅で保管する場合は、必ずハンガーに掛けておくようにしましょう。
ウェディングドレスは、縫製されてからずっとハンガーに掛けられて保管されています。
ドレスを着用したり、運んだりして移動させた際には、シワがよったり、よれたりしている可能性もあります。必ずそのドレスの美しいラインを保つためにも、ハンガーに掛けておくようにしてください。

ウェディングドレスは重量があるため、市販のプラスチックハンガーではなく、木製や購入時に付いている、しっかりとしたハンガーを使用しましょう。重みに耐えきれず、ハンガーが折れて、ドレスが床に落ちていたなんてこともありますよ。

また、ウェディングドレスは裾が長いため、裾・トレーンなどが床に付いてしまいます。
せっかくのドレスを汚さないためにも、長い保存袋に入れることをお勧めします。

ドレスのシワの原因と対策

これから着用しようとする時や、保管しておこうと考えた時に、シワがよっているのに気づいたら、自分でシワをとり除いておきましょう。ドレスのシワをとる時は、スチームアイロンを使います。

ドレスをはじめ、衣類は繊維からできており、さらにその繊維は目では見えませんが、分子でできています。繊維は多くの分子が結びつくことで成り立っていますが、その分子同士の並びの列が乱れると、衣類がシワになるという状態が発生します。

ドレスのシワはスチームアイロンで

そこで、衣類のしわの部分に、アイロンをあてると、アイロンから各分子に熱が伝わり、活発になった分子にさらに圧力が加えられて列の乱れが修正され、衣類のシワがのびるのです。

しかし、ウェディングドレスのように、シワなどが伸びにくい難しい素材で作られている衣類の場合は、さらに繊維に水分を与える必要があります。そこでドレスのシワをとるには、スチームアイロンを使用する必要があります。

アイロンは浮かしてスチームでシワを取る

スチームアイロンは生地に直接当ててはいけません。少しだけ浮かせるようにして、スチームだけが生地にあたるように慎重にお手入れをすすめるようにしましょう。

表面がオーガンジーなどの繊細な素材で覆われているようなドレスの場合には、その下のベースの生地は、台に乗せるなどして、あて布の上からアイロンを当ててください。

アイロンの温度は、素材の種類によって調節する必要があります。合わない温度でアイロンを続けると、生地を傷めてしまったり、溶けてしまう可能性がありますので注意してください。

ウェディングドレスにシミがついてしまったら…

次に汚れやシミがついてしまった場合はどうしたらよいのでしょうか?

硬くしぼった柔らかいタオルで、汚れ・シミ部分に押し当てながら、シミを移し取っていきます。
決してゴシゴシこすったり、すぐに水に付けたりしないようにしましょう。ドレスが傷む上に、色が出たり、変色する可能性があります。

シミを移し取っている時に、ドレスの色がにじみ出たり異変がある場合は、無理をせず作業をやめましょう。

決して無理な汚れ落としをしない

多少の水濡れシミであれば、上記の方法で良いのですが、ワインやシャンパン、アルコール、コーヒー、食べこぼしなどのシミ・汚れがウェディングドレスに付いてしまった場合は、自分では無理をせず、ドレス専門のクリーニング業者に依頼することをおすすめします。

自分でシミ抜きをしようとして、さらに汚れが広がってしまう場合もあります。

大切な品物だからこそ、プロに依頼しましょう

ウェディングドレスを専門とするクリーニング店もあるので、サービス内容などを確認してクリーニングを依頼してみましょう。ウェディングドレスなどのドレスを専門とするクリーニング業者には、プロのクリーニング技術だけでなく、ドレスに関する知識もあるので、安心して任せることができるでしょう。

ドレスの素材やデザイン、また着用後の状態や、汚れの状態など、それぞれに応じた最適なクリーニングや、染み抜きを行っています。凝った複雑なデザインであったり、多種の素材を使用していたり、ビーズやレース、スパンコールなどの付属品が多いものでも、状態を損なうことなくお手入れしてくれます。

また業者によっては、長期保管のサービスを実施している場合もあります。自宅保管で心配される、カビや虫食い、色あせといった問題がなくなるので、もし保管方法について悩んでいるならば、一度相談してみるのもよいでしょう。

まとめ

結婚式で着るドレスを選ぶのは、花嫁が最も楽しみにしていることのひとつです。式場やドレスショップでレンタルをするのもいいですが、一生に一着の自分だけのドレスを購入することも可能です。
レンタルショップに通い、試着を繰り返しても、ピッタリくる一着が見つからない場合もあります。その点、自分で購入するとなれば、予算との相談も必要ですがオーダーメイドにするという選択肢も増えます。自分で購入したドレスを結婚式で着る場合は、式場によっては持ち込む際に費用が発生する場合もあるので、確認が必要です。
ドレスを持ち込む際も、お手入れには十分注意を払いましょう。

常にハンガーにかけて保管し、できるだけシワなどを発生させないようにすることが大事です。
着用後は、様々なドレスを扱っている経験豊富な業者を探して、クリーニングを依頼するのがよいでしょう。

大事な一日を共にした思い出のドレスが色あせることのないように、正しいお手入れを行って保管しておくようにしましょう。

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