革に白い粉状、カビ状のようなものが付着した事例(ファットスピュー)
革表面に白いカビのような粉状ものが自然に付着する場合がござます。これはファットスピュー(FAT SPEW)といいます。
ファットスピューは、皮の中に含まれている固形の油脂質、または液状の油脂質の中の固形分が皮の中から表面へ出てくるために起こるものです。皮革クリーニング後の保管中に出てくる場合や、まれに店頭に並んでいる新品の品物にも発見される事があります。原料皮の地脂(天然の脂質)や加脂剤に原因があり、冬に起こりやすいものです。クリーナーでふけば大抵取れますが、日がたつと再現するので、そのつど処置しなければなりません。このファットスピューは、油(脂)じみとも呼ばれ、動物の生体時において脂肪の多い腎臓部や背線に当たる部分によくみられ、製造工程での脱脂不足、革の製造工程で加脂剤の革への吸収が不均一である場合や、革表面の風合いを改良する目的で使用された高融点の油剤が原因である場合があります。
ファットスピューの出方が少ないものは、柔らかい布でふき取っていただければ取れますが、一面に出たひどいものについては特別なお手入れをいたします。
カテゴリー:クリーニング情報・ご注意
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